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Lower Gastrointestinal Endoscopy

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸がん、潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患(IBD)、ポリープ、感染性腸炎などの早期発見・治療のために行う検査です。先端に高性能カメラをつけた細い管(ファイバースコープ)を肛門から挿入して検査します

大腸は小腸から続く最後の消化管です。個人差がありますが、長さは約1.5m、直径5~8cmの太い管です。

以下、症状のある方は検査をおすすめします

1
血便・お尻からの出血

痔の場合もありますが、潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎、クローン病などの病気でも起こる事があります。

2
下痢と便秘を繰り返す

過敏性腸症候群(IBS)を疑いますが、大腸がんなどの場合もあります。安心するために、検査を受けましょう。

3
便の形が変わった・細くなった

過敏性腸症候群(IBS)、潰瘍性大腸炎などが考えられますが、大腸がんの可能性もあります。

大腸内視鏡検査で早期発見可能な病気

  • 大腸炎
  • 潰瘍性大腸炎
  • 感染性腸炎
  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん

症例

大腸早期癌

平坦な病変で一見分かりづらいです。特殊な色素を散布することによって、病変がはっきりとします。

大腸早期癌

隆起性の病変で一見、良性ポリープとの判別が難しいです。

大腸ポリープ(良性)

典型的な大腸ポリープです。悪性化する病変もあります。

虚血性大腸炎

大量の下血と腹痛がみられることがあります。

潰瘍性大腸炎

慢性の特殊な腸炎です。繰り返す下痢や下血がみられることがあります。

大腸カメラが苦手な方へ

  • 検査への不安が大きい方
  • 以前、大腸検査を受けた時に苦痛が強かった方

このような方には鎮静剤を使用した大腸カメラ検査も行っています。点滴しながらウトウト眠っている間に検査ができます。ご希望の方はお申し出ください。
※鎮静剤をご希望の方は、検査当日に自動車、自転車、バイク等の運転は飲酒運転と同じ扱いになるため出来ません。ご希望された場合、付き添いの方の送迎、タクシーまたは代行でのご帰宅をお願いしております。
※鎮静剤を使用した場合、ふらつきが無くなるまで1~2時間を目安にお休みいただきます。

検査用着衣について

検査の際は、検査着を着ます。そして、検査着の下には、お尻側に穴が空いた使い捨てタイプの下着を履きます。下着をつけたまま検査を受けることができるため、あまり恥ずかしくなく検査を受けられます。

下剤の飲み方について

当院は、以下3通りの下剤の飲み方があります。

1
検査当日の午前中に「自宅」で飲む

下剤の飲み方のパンフレットをお渡ししますので、ご自宅でパンフレットに沿って食事をとり、下剤を飲みます。下剤は1800ml~2000ml程度、約2時間かけて飲みます。検査は午後からになります。

2
検査当日の午前中に「当院」で飲む

パンフレットをお渡ししますので、ご自宅でパンフレットに沿って食事をとっていただきます。検査当日の朝、当院にお越しいただき、下剤を飲みます。排便状況を見ながら、1000~2000mlを飲みます。検査は午後からになります。
※お部屋料金1,200円いただきます。

3
入院して、2日間に分けて飲む

検査前日の午前中に当院に入院していただき、こちらで準備した下剤を午後から半分、検査当日に半分と、2日間に分けて飲みます。食事は、排便習慣や病歴など、個人にあった検査用の食事(低残渣食)を準備させていただきます。

検査前日の昼食(粥ご飯)

検査前日の夕食(スープ)

以下の方は入院をお勧めします

  • 下剤を飲むのに不安な方
  • 70歳以上の方
  • 便秘の方
  • 以前、大腸検査をしてきれいにならなかった方

下剤の種類について

3つの下剤の種類があります。年齢、日々の排便状況、既往症などによって選択します。

マグコロールP

パックに水を入れて1800mlを飲みます。甘くて、少し科学的なスポーツドリンクのような味で飲みやすく、一番好評です。ただし、腎機能の悪い方は使用できません。

ニフレック

パックに水を入れて2000mlを飲みます。レモン風味で、スポーツドリンクの甘さをなくしたような味です。洗浄効果が高く、また腎機能の悪い方、透析の方でも使用できます。

モビプレップ

テキストパックに水を入れて1000~2000mlを飲みます。腸管内がきれいになった時点でやめられるので、1000mlで済む場合もあります。味は梅風味、また腎機能の悪い方、透析の方でも使用できます。

食事の注意事項

2日前から避けてほしい食品

海藻類・きのこ・こんにゃく

わかめ

こんぶ

ひじき

きのこ

こんにゃく

繊維の多い野菜

ごぼう

玉ねぎ

ほうれん草

長ネギ

納豆

キャベツ

種や皮のある野菜・果物

トマト

キウイ

みかん

バナナ

モロコシ

ナス

キュウリ

その他、雑穀米・玄米等も避けてください。白米や麺類、卵や肉、魚等はいつも通り食べても大丈夫です。

前日から避けてほしい食品

前日は、上記に加え、以下の食品も避けるようお願いします。

乳製品

牛乳

チーズ

ヨーグルト

果肉の入ったジュース

野菜
ジュース

果汁100%
ジュース

アルコール類

ビール

日本酒

ワイン

ウイスキー

検査前日の食事

大腸検査では、腸に便やガスが残っていると正確な検査ができません。そのため、検査前日は便になりにくい低残渣(ていざんさ)の食事をお召し上がりください。当院では検査食を販売しています。ご希望の方は受付にお問い合わせください。

【朝食】鶏と卵の雑炊
【昼食】かゆごはん、スープカレー
【夕食】かゆごはん、大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけ

大腸検査食エニマクリン コロン 3食セット

大腸内視鏡検査の流れ

1
ご来院・問診

ご来院時に受付で大腸内視鏡検査を受けたい旨をお伝えください。詳しく問診をさせていただきます。また、以前検査を受けた時に苦痛が強かったので鎮静剤を使用してほしいなどの要望、検査前に不安な点・分からない点などがありましたら、医師・スタッフにお気軽にお申し出ください。
大腸内視鏡検査は予約制のため、ご希望の検査日、時間等もお聞きします。

薬を飲んでいる方へ

安全に検査をするために、お飲みになっている全てのお薬を確認します。抗凝固剤、抗血小板剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方で大腸検査と同時にポリープ切除を希望される場合は、休薬が必要となる場合があります。
※予め主治医とご相談の上、書類の提出が必要です。

2
事前準備

食事の注意事項下剤の飲み方についてを確認の上、ちゃんと検査が行えるように事前準備を行います。

3
検査準備

検査当日は脱水の予防と、万が一の緊急を要する時の対応のために、検査前に点滴を行います。通常左腕を下にした状態での検査となりますので、点滴挿入した手が圧迫されないように右手に点滴を準備させていただきます。
※病気の治療等で右手への点滴を希望されない場合は看護師にお申し出ください。

来院される時間と実際に検査が始まる時間には他の検査の進行具合や前処置の状態などにより、ずれが生じます。予めご了承ください。

4
検査

検査時間は15~20分程度です。どうぞ力を抜いてリラックスして検査をお受けください。

ポリープ切除について

当院では、患者様のご希望により大腸内視鏡検査と同時にポリープ切除を行うことが可能です。詳しくはポリープ切除をご覧ください。

5
結果説明

検査結果は当日ご説明します。大腸内視鏡検査の場合はモニターを見ることも喋る事もできますので、検査しながらもご説明します。ただし、鎮静剤を使用している場合、うとうとしていますので、検査後に丁寧に分かりやすく説明します。
※組織検査の場合、検査結果は約2週間後になります。

料金

検査方法、検査項目によって料金の変動が大きいため、気になる方はお気軽にスタッフにお尋ねください。

早期胃がん・大腸がん治療を
行っています

早期胃がんの治療として、1985年から内視鏡的粘膜切除術(EMR)、2008年から内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などのポリープ切除を開始、多くの実績があります。お腹を切ることなく、また低侵襲でがんリスクを取り除くことができるのが特徴です。

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